粉川江里子展
- 光の線 -


2010年 11月23日(火)〜11月28日(日)
11:00〜19:00 (日曜は17:00まで)

大学卒業後、働きながら作家活動をしていましたが、しばらく制作から離れていました。体調を崩していた時に、花の美しさに癒され、描きとめておきたいという気持ちになりました。それが絵の制作を再開したきっかけです。心を癒してくれるもの。それは、美しいなにかに触れて感動することです。美しいと思える瞬間は、ごくありふれた日常の中に存在しています。その輝く一瞬を切り取り、自分の眼を通して表現していきたい。それが誰かの癒しになれたら、素敵だと思います。
私の作品のテーマは”光”です。
私は、弱視、視野狭窄などの眼の障害を持っています。
視力を矯正が出来ない為、裸眼で生活しています。
その為、”光”がとても苦手です。
晴れた日には、まぶしくて、まともに外を歩くことも出来なくなります。
苦手な一方で、”光”に強い憧れもあります。
私は眼に視えなくても 、それを心で感じることが出来ます。
”光”は、ごくありふれた日常の中に存在しています。
きらきらと輝いていて、とても美しい。
樹や草や花、動物たち、
ありとあらゆる生命に存在します。
それらの”光”を感じてください。
そして、大切にしてください。
プロフィール

武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
2010年4月 表参道ミュウズ・カフェにて個展
2010年6月 アート・コンプレックスセンターにて個展