豊田正秋 漆展 -continuity-

2011年 9月27日(火)〜10月9日(日)

11:00〜19:00(日曜日は17:00まで)
月曜休廊

木から採取する自然の塗料である漆は表現素材としての幅広い多様性を秘めており、この素材の表現の可能性に私は、魅了されてきました。中でも飛鳥時代から天平時代にかけて仏教美術で使われたとされる脱活乾漆には特に興味を惹かれ、この技法を応用して制作しています。乾漆には他に木を中心にした木心乾漆があり、私はこの脱活乾漆と木製パネルの作品を中心に制作しています。もともと絵画の好きな私は、絵画と彫刻の要素をもつレリーフ状の作品を主に制作しています。幼い頃から絵を描くことが好きだった私は今、漆で絵を描いているのかもしれません。
プロフィール

1963 大阪生まれ
1985 多摩美術大学グラフィックデザイン科中退
1989 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1991 東京芸術大学大学院漆芸専攻修了
個展・グループ展 多数